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#491 「一本のネジ」のサラリーマンが巨悪をぶちのめす痛快さ! 「半沢直樹」最終回に感動の渦!「これは明らかに安倍&二階政権の批判だ」

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TBS「半沢直樹」番組公式サイトのフォトギャラリーより

 大ヒットドラマ「半沢直樹」(TBS系)が2020年9月27日、ついに最終回を迎えた。

 半沢(堺雅人さん)が裏切ったと思われた中野渡頭取(北大路欣也さん)と大和田(香川照之さん)と手を組み、さらに敵だった白井国交大臣(江口のりこさん)を味方につけ、箕部幹事長(柄本明さん)の巨悪を暴くシーンにネットの興奮は頂点に達した。

「スカッとした。泣けた!」
「家族全員で拍手喝采しました!」

という声が圧倒的に多い。とりわけ、半沢が箕部幹事長を、

「忘れたなんて答弁は国会しか通じませんよ。一般社会では通じません!」

と糾弾するシーンに、

「これは間違いなく安倍晋三前首相と二階俊博幹事長を猛烈に批判している!」

と感じ取り、留飲を下げた人が多かった。「一本のネジ」に過ぎない一介のサラリーマン(銀行員)が正義を貫き通す姿に多くの働く人々が共感したのだった。ネットの声を拾うと――。

 

「政治家の仕事は人々がより豊かに、より幸せになることを考えること」

 最終話のクライマックス。半沢直樹は箕部幹事長を真正面から見据えて、こう言い切った。

「政治家の仕事とは、人々がより豊かに、より幸せになる政策を考えることのはずです。今この国は大きな危機に見舞われています。航空業界だけでなく、ありとあらゆる業界が厳しい不況に苦しんでいる。それでも人々は必死に歯を食いしばり、懸命に日々を過ごしているんです。それはいつかきっと、この国にまた誰もが笑顔になれるような明るい未来が来るはずだと信じているからだ。そんな国民に寄り添い、支え、力になるのがあなた方政治家の務めでしょう?あなたはその使命を忘れ、国民から目をそらし、自分の利益だけを見つめてきた。謝ってください。この国で懸命に生きるすべての人に。心の底から詫びてください」

 箕部はヨロヨロと倒れ込むように形だけの土下座をすると、逃げるように去って行った。権力を振りかざし傲然とふんぞり返っていた箕部が小物に成り下がった瞬間だった。

 ネットでは、こんな声であふれた。

「このシーンには感動した。正義をこれほどまで前面に出すドラマは久しくなかった。青臭いと言われようとも、やはり人間は心から正しいと思ったことは、誇りを持ってやり遂げなくては...なのですね。理想に向かって、現実として今何をすべきかを考えなくてはいけない、ということを教えてくれたドラマだった。しかし、今の政治家の中に、白井議員のような気概のある人がいないことが、この国の一つの不幸です」

「安倍さんや二階さんを名指ししているわけじゃないが、半沢のセリフは間違いなくコロナ禍の状況で苦しんでいる国民へのエールと、無責任な対応に終始した安倍政権を意識している。桜を観る会やモリカケなどの問題に対する安倍さんへの言葉と受け取りながら見ていた。ドラマ作りがあっぱれです」

半沢直樹」を政治家たちの研修材料として見せるべきだ

「このドラマを政治家たちはどう見たのだろうか。半沢の声が届いただろうか。政治家に、年に一度研修材料として最終回と第9話を観させるべきだと思う」

「きっと彼らは耳が遠いと思いますよ。『はぁー?』って」

「ドラマで10年前に政治家の悪事を一人で背負って自殺した銀行員の設定も、森友学園で自殺した財務省官僚の現実と被っているなと思いました」

「リアル政界も半沢にただしてほしいくらい。ただ、ドラマ以上に日本の現実がヤバいのは、黒崎のような国家権力(国税)中からも正義感のある人物が出てこないことです」

 ところで、今回の「半沢直樹」のドラマは、池井戸潤氏の原作「銀翼のイカロス」とかなり設定やストーリーを変えている。たとえば、ドラマでは箕部幹事長が利権に使ったのは(三重県)伊勢志摩市の伊勢志摩空港だが、実在しない。

 そもそも三重県に伊勢志摩市という市は存在しないし、空港もない。原作小説では(京都の)「舞鶴空港」だが、こちらも存在しない。

 ただ、三重県の隣の和歌山県には南紀白浜空港がある。そして、和歌山県は二階幹事長の地元なのだ。

 一方、「銀翼のイカロス」は日本航空の再建問題(2008年~2009年)をモデルにしているが、当時は民主党政権だった。従って、原作の幹事長や国交大臣のモデルは、小沢一郎氏や前川誠司氏、蓮舫氏らではないかという情報が飛びかっていたが、「半沢直樹」のドラマを見た人の間では、

「箕部幹事長、まんま二階幹事長に見える」と、イメージしている人が多いのが現実だ。

花が白井に渡した「桔梗」は明智光秀の家紋 これは謀反のススメ?

 さて、白井大臣が箕部幹事長に叛旗を翻すシーンで、興味深いことに気づいた人が何人かいる。

「録画した最終回を見返して気付いたことが一つ。かなりの深読みですが、半沢の奥さんの花が白井に渡した『桔梗』は明智光秀の家紋。NHK大河『麒麟がくる』でもやっているので、白井が箕部を裏切ることの暗示だったとしたら凄い伏線です」

 このドラマで、一介のサラリーマンである半沢が、巨悪に真正面から向かい合う姿に励まされたという人が多かった。

「私もしがないサラリーマンですが、『たかが一本のネジでもなくなったら飛行機が飛べなくなる貴重なネジの一本だ』というセリフに熱くなりました。現実は厳しい。でも、心にはいつも正義を!と思わせるドラマでした。明日から仕事頑張ります」

「『生きていれば何とかなる』。花ちゃんの言葉。まさかこのタイミングでこんな台詞が出てくるとは。やはり、何か持っているね、このドラマは。今、この日本に一番必要な言葉だ」

「最後はすべての世代が力を合わせて大きな力と戦うところがスゴイ。このドラマはそれを伝えたかったのだと思いました。団塊の世代(中野渡頭取と大和田)、バブル世代(半沢、渡真利、黒崎、白井大臣)、ロスジェネ世代(森山、瀬名)...。それぞれが衝突を繰り返し、不満を言い合いながら、持ち味と能力を発揮していけば、巨悪と戦うことができる、と。視聴率の良さはそれに賛同する人がたくさんいたのでしょう」

銀行員「これを見てバンカーを目指してくれる人が増えたらうれしい」

 最後に、こんな声を紹介したい。

「今回は心から感動しました。サラリーマンだけでなく全社会人に刺さる言葉がたくさんありますね。最後の半沢の笑みを見て私も笑顔になりました。バンカーである夫の感想は、『これを見てバンカーを目指してくれる人が増えたらいいな』でした」

 この声にはこんな反応が。

「人生やり直せるなら、本当にお客様に寄り添うようなバンカーやりたくなりました」

「ドラマですからね(笑)。現実のバンカーは、要りもしない生命保険や投資信託、クレジットカードをノルマのために売りつけるのがお仕事の人が多いです。今後はAIとネットバンキング中心になるので、良きにつけ悪しきにつけ血の通ったお金のやり取りは、半沢たちバブル入校組が最後の世代。店舗すらなくなるのですよ。融資審査も債権回収も全て自動化。バンカーになっても食べていくのは大変な時代になりそうです」