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#489 コロナで売り上げ8割減の現実 今後の客離れを懸念―プロ野球

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今季初の有観客試合となった7月10日の阪神―DeNA戦開始前に、座席の間隔を空けて国歌斉唱する観客ら=甲子園

 新型コロナウイルスの影響で当初より3カ月遅れ、6月19日に開幕したプロ野球。異例のシーズンのペナントレースも終盤戦に入る。12球団が抱える課題や新たな試みを探った。

 

◇「お客さん呼びたいのに呼べない」

 9月上旬、あるセ・リーグ球団の本拠地球場。空席の目立つ観客席を見渡しながら、営業を統括する幹部は言った。「これでも超満員なんだよ。お客さんを呼びたいのに呼べないのは苦しい」  

 

 新型コロナ流行の影響で、各球団の経営は疲弊している。無観客に始まり、最近まで5000人までだった入場者数制限も追い打ち。入場料や物販など来場者関連の収入に大きな痛手を被った。

 このセ球団は1試合平均で昨季1億円弱だった来場に伴う売り上げが、上限5000人の時期は8割以上減の約1500万円にまで落ちた。一方で体温を測る機器や消毒液の手配で支出はかさむ。「どうしても足が出る。厳しい」と幹部。試合を開催するたびに赤字は膨らんだ。

 

 今の希望は入場者数制限の緩和だ。今月19日から各球場とも定員の50%まで入場可能となり、1~2万人の集客が見込める。首都圏に本拠を置くパ球団の事業部長は「(飲食など)消費収入もあり、非常に助かる」と本音を漏らす。

 ただ、楽観はできない。あるセ球団の幹部は今後の客離れを危ぶむ。「新しい生活様式」が浸透すれば、テレビ観戦で満足したり、ゲームなど他の趣味にくら替えしたりする「自宅派」が増えるとみており、来年もコロナ禍が続けば「景気が冷え込み、消費意欲も落ちる。家計で最初に削るのは趣味」と予想する。球界全体で昨年の入場者数は約2650万人。10年間で約20%も伸びた客足が鈍る恐れもある。

 

 体力のある親企業が多いのは救いで、既に補填(ほてん)を見込む球団もある。別の球団幹部は「今年はもう割り切り、走り切る以外にない」。コロナの終息と、空席のない満員が戻る日を願っている。