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#459 インフルワクチン争奪戦の危機 供給量はなぜ増やせない?

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優先順位を設けるほどの事態…(ワクチン接種などについて開かれた厚労省の専門部会=右)

 25日、加藤厚労相は今年のインフルエンザワクチンの供給量を発表した。日本の人口の約半数にあたる6356万人分だ。しかし今年は、ワクチンが国民へ十分に行き届くか定かでないという。

 インフルエンザは、毎年11月ごろから冬の間に流行する季節性の感染症。高熱や倦怠感、せきを発症し、その症状は新型コロナと似ている。そのため、インフルが流行する冬場に高熱が出ても、インフルかコロナか分からず、本人も医療現場も混乱してしまうことが予想されている。厚労省感染症部会でも、この2つの感染症を現場で見分けるのは非常に難しいと指摘されている。今年はインフルにかかると非常に厄介になりそうだ。そのため、専門家はインフルワクチン接種を勧めている。それだけに、今年はコロナの影響で、例年よりも接種したい人が増える見通しだ。

 

 そんな中、厚労省は26日、インフルワクチンの予防接種を受ける人に優先順位を設けることを了承した。予防接種を開始する10月1日以降、まずはインフルで重症化しやすい65歳以上の高齢者に接種を呼び掛ける。10月後半からは、医療従事者や基礎疾患のある人、幼い子どもや妊婦へと対象を広げる予定だ。

 例年と違って、優先順位を設けるほどの事態だが、ワクチンの供給量自体を増やすことはできないのだろうか。国民の半数しか受けられないのでは少ないのではないか。厚労省健康課予防接種室に尋ねた。

 

「正直、今から増やすのは厳しいです。なぜなら、インフルワクチンを作るには最低6カ月、その前段階にはワクチン作りに欠かせない卵の確保も必要です。途中でウイルスの培養に失敗することもあるので、短期間で作れるものではないんです」

 マスク、トイレットペーパーに続く争奪戦が起きそうだ。