コストライフの防災ブログ改め「新しい生活様式(New Life Style)」ブログ

~新型コロナと共存しつつ、社会経済活動を行っていくために、感染拡大を予防する「新しい生活様式」の取組を定着することが重要です。一緒に取り組んでいきましょう~

#448 アナタの会社は大丈夫? 都内高層ビル“コロナ隠し”の実態

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写真はイメージ

 国内の感染者数が5万人を突破した新型コロナウイルス。もはや、いつ誰が感染してもおかしくないが、不思議なのは都内に立ち並ぶ高層ビルに入居する会社で感染者が見つかり、ビル全体が消毒のために封鎖を余儀なくされた――という話をほとんど聞かないことだ。テレワークが浸透している上、感染防止対策に万全の注意を払っているから、といえばそれまでだが、一体どう対応しているのか。

 

 7月上旬、東京タワーにも近い高層ビルに入居する会社で新型コロナの感染者が見つかった。この会社で働く30代の女性社員はこう明かす。

 

「感染を聞いた時は『ああ、ついにね』って感じで、わりと冷静だったのですが、それよりも驚いたのは別フロアで働く同じ会社の人たちが、社内で感染者が出たことを知らなかったことですね。『えっ、なんで全社員に知らせないの?』って同僚と話をしていたのですが、どうやら大騒ぎになってフロア全体の消毒なんて事態になれば、それこそ1~2日がかりの作業になるし、費用もかかるため、『お静かに』となったようです。それで感染者のデスク回りだけをこっそりと消毒しておしまい。取引企業の人にも知らせていなくて、社内では“コロナ隠し”と呼んでいます」

 

 大手町の高層ビルで働く40代の男性社員もこう言う。

「うちのビルも6月ごろだったかな、感染者が出たと聞きました。事前の打ち合わせでは、ビル内の会社で感染者が出た場合、まずは全館封鎖して消毒し、オフィスに入れるのは2~3日後と聞いていました。ところが、全館封鎖どころか何事もなかったようにそのまま。聞いたら、物販や飲食店が全館封鎖に反対したようです。ただでさえ厳しい状況で、これ以上、売り上げが落ちることを避けたかったのでしょう。そのため感染者がいたフロアの一部を消毒して済ませたそうです」

 

 新型コロナの集団感染が発生した大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」では、客室から排出された空気の一部を船内に循環させる空調システムが用いられ、これがウイルスを拡散させる一因になった疑いがあるなどと報じられた。この換気システムは商業ビルなどにも広く採用されているというから、仮に“コロナ隠し”の高層ビルに使われていたら大変だ。こっそりと消毒して終わりじゃ済まなくなる可能性もあるだろう。