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#423 GoTo初日に感染者数最多の大阪 USJでは不安の声、宿泊業者はため息

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GoTo初日に感染者数最多の大阪 USJでは不安の声

 政府の旅行需要喚起策「Go Toトラベル」は22日、キャンセル料の取り扱いが二転三転し、東京発着の旅行が直前で除外されるなど大混乱のさなかスタートした。新型コロナウイルスの影響で沈む観光業界や観光地にとって起爆剤になるのか。感染拡大につながる恐れはないのか。大阪府ではこの日、1日当たり過去最多となる121人の感染者を確認。期待よりも不安が上回る初日となった。

 

 大阪では、人気テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ大阪市此花区)が20日に集客の対象を全国に拡大したばかり。「過去最多」に家族連れやカップルの間に戸惑いが広がった。

 

 1泊2日の予定で訪れた福岡市の女子大学生(22)は、ニュースを知って「えーっ」と絶句。「来場者同士が距離を空けるようになっていて安心できた。でも、滞在中は電車も利用するし不安。マスクを外さないようにして自分の身を守るしかない」と表情をこわばらせた。孫と訪れた大阪市内の50代の女性は「国の支援策で人の往来が盛んになり、大阪を経由した人が全国に感染を広めないかも心配だ。経済を回すのも分かるが、まずは『命』が大事でしょ」と話し、政府がキャンペーンを続けることを疑問視した。

 

 感染拡大が止まらぬ状況での「Go Toトラベル」に宿泊業者も当惑している。USJへ徒歩で向かえる立地が売りの「リーベルホテル」は、2019年11月に開業。今夏は書き入れ時と期待していたが、8月までの予約はまだ2割に満たず、6月下旬からはキャンセルも出始めた。ホテルマネジャーの臼井直哉さん(49)は「この時期に再燃するとは思わなかった」とため息をつく。約450あるレストランの席数を半数程度に減らし、換気の良いテラス席も用意。「とにかく安心と安全をお客様にPRしていきたい」と語った。

 

 

◇東京除外で頭抱える旅行代理店

 大阪市内のある旅行代理店には「予約した東京行きの商品はGo Toの対象にはならないのか」「キャンセル料はいくらか」などの電話が頻繁にかかる。大阪は除外対象ではないが、感染の急増に「大阪を訪れる旅行のキャンセルまで加速しかねない」との不安がよぎる。

 担当者によると、政府のキャンペーンを当て込み、今夏は例年より高額な旅行商品を購入した客が多いという。対象から除外されて全額自己負担になれば重荷になるため、旅行そのものをとりやめるケースも気がかりだ。

 

 旅行各社は、コロナ禍で4~5月には店舗を閉め、従業員の交代勤務などを強いられてきた。当面は海外ツアーも行えず、今回の需要喚起に期待してきただけに、ある代理店大手の幹部は「東京の除外で一挙に大混乱に陥り、今後もしばらく続きそうだ。本当に悩ましい」と頭を抱えた。

 

 

◇ミナミもキタも変わらずにぎわい

 感染拡大の「震源地」とされる夜の街。過去最多を更新したこの日も、大阪の繁華街は大勢の人でにぎわった。

 

 大阪・ミナミではマスクをせずに大声で客引きをする飲食店関係者の姿も。大阪市内の会社に勤める堺市の男性会社員(42)は「感染者が増えて怖いので、最近は飲みに行かないようにしている。4連休もどこにも行かないつもり」と家路を急いだ。友人との食事で大阪・キタを訪れた京都市の男性会社員(27)は、大阪に着いてから感染者数の急増を知り、「まずいタイミングで来てしまった。しばらくは巣ごもり生活を送るしかないか」と苦い顔をみせた。帰宅途中だった大阪市の50代の男性会社員は「短期間で爆発的に増加して驚いている。

 

 国はGo Toトラベルより、第2波に備えた対策をもっとすべきだ」と訴えていた。