コストライフの防災ブログ改め「新しい生活様式(New Life Style)」ブログ

~新型コロナと共存しつつ、社会経済活動を行っていくために、感染拡大を予防する「新しい生活様式」の取組を定着することが重要です。一緒に取り組んでいきましょう~

#399 コロナ「第2波」に備える  これまでに分かったことは?

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新宿歌舞伎町を歩くマスク姿の人々

 新型コロナウイルス感染症との闘いで実施されていた休業や外出自粛の要請が解除された一方で、東京都で27日に57人の感染が判明した。

 海外に目を向ければ、米国で新規感染者が4万5000人超と過去最高を更新するなど、感染が抑え込まれたとは言えない。

 

 今冬にも日本が第2波に襲われる懸念が消えない状況を踏まえて、日本感染症学会理事長の舘田一博東邦大学教授は「水際対策」に加え、予防法や治療などこれまでに蓄積した経験や知識を生かして感染拡大に備えるよう訴えている。

 

◇感染拡大は続いている

 新型コロナウイルスは、ほぼ全ての国・地域に広がっており、米国では早くも第2波の懸念が拡大している。南米や南アジア、中東、アフリカで患者が急増。一度は流行を押さえ込んだとされる中国の北京でもクラスター(感染者集団)が発生している。

 

 そうした状況の中、日本感染症学会と日本環境感染学会は共同で声明を出し、「世界的な感染の広がりはまだ続いています。またいつ、大規模な流行が見られるようになるのか、(中略)特別な注意を払いながら生活を続けていかなければなりません」と警戒を呼び掛けた。

 

 現在、ほとんどの国との間で人の交流が途絶えており、海外から患者が流入する可能性は低い。しかし、舘田教授は「ビジネス客などから少しずつ外国人の受け入れを始めなければならなくなる。その意味で今後も空港などでの水際対策の強化と徹底は重要になる」と強調している。

 

◇せき・くしゃみ以外にも

 また日本国内でも、新型コロナウイルス自体が消滅するとは考えられない。ウイルスの活動性が高まれば、感染が再び増える可能性もある。舘田教授は「この冬以降に流行の第2波が起きるか、どの程度になるかは分からない」と話す。

 

 第2波の発生を念頭に舘田教授は「今年国内で流行が始まった段階に比べれば、このウイルスや感染により起きる病態の知識は飛躍的に増え、蓄積された。たとえ特効薬やワクチンが間に合わなかったとしても、予防法や診察、治療についてどうすればいいのか、ある程度分かってきている」と言い、蓄積した知識や経験を活用すれば、感染の拡大や重症化をある程度防げるとした。

 

 当初、新型コロナは主にせきなどに含まれる飛沫(ひまつ)を介して感染すると考えられていた。しかし、研究が進むと、口の中の唾液腺にも感染し、つばの中に多くのウイルスが含まれることが分かった。会話や発声の際につばが口から出て、その時に相手に吸い込まれる小さな飛沫が感染経路として大きな割合を占める実態が判明した。

 

◇会話時のつばを遮断

 舘田教授は「せきやくしゃみをしていなくても、近距離での会話が感染リスクになる。防ぐためにはマスクが有効なことも判明した。マスクについては一時、やり過ぎと言われもしたが、結果的にはつばを遮断することで大きな予防効果があった」と分析している。

 数カ月に及ぶコロナ対策の期間を経て、

(1)感染リスクを高める密閉、密集、密接のいわゆる「三密」を避ける

(2)「息苦しい」など肺炎を疑う症状が出ればすぐに医療機関を受診する-など、感染予防や重症化防止のために有効な方策が医療現場や一般に浸透している。

 

 感染の有無を確認する検査法や受け入れ施設も増えており、舘田教授は「(第2波に襲われても)前回のような混乱はないのではないか。過剰な心配、パニックにならないことがもっとも重要」と話し、必要以上に恐怖を抱かないよう呼び掛けている。