コストライフの防災ブログ改め「新しい生活様式(New Life Style)」ブログ

~新型コロナと共存しつつ、社会経済活動を行っていくために、感染拡大を予防する「新しい生活様式」の取組を定着することが重要です。一緒に取り組んでいきましょう~

#294 ヨドバシに「Nintendo Switch」転売ヤー殺到でパニック寸前 従業員が恐怖の告白「私たちはもう……」

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ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 

 家電量販店の店員たちは今、外出自粛要請をモノともせずに全国から殺到する転売目的の業者「転売ヤー」たちに、文字通り、“死の恐怖”を感じているという。

「『Nintendo Switch』や専用ソフト『あつまれ どうぶつの森』を求める転売ヤー緊急事態宣言後も押し掛けてきています。特にSNSなどで入荷情報が出回った日は日本中から大量の転売ヤーが殺到しますが、そうでない日も店舗に現れない日はありません」(家電量販店従業員)

 
入荷を待って8時間にわたって張り込む転売ヤー

 別の家電量販店関係者もこう証言する。

「入荷したところを狙っているのか、搬入エレベーター前やレジ裏への搬入動線にも転売ヤーが張り込んでいることがあります。7~8時間も張り込んでいる人もいました。グループで動いている転売ヤーも多いようで、電話で連絡を取りながら張り込んでいるんです」

 売る側も“転売ヤー対策”を模索をしているが……。

「例えば、店内を徘徊しながら数分おきにレジ裏の棚をしきりに覗いて入荷状況を確認する人や、1人1台限定のところを違うレジに並び直して何度も購入を試みる人など、明らかに怪しい人については、転売ヤーと判断して『スイッチはありません』と独断で断る店員も多いんです。しかし明確な基準がなく、間違えればトラブルに繋がりかねないので、店舗側としてもしっかりとした転売対策を講じることができないのです」(同前)

 そんな転売ヤーらが殺到し、パニック寸前に陥ったのが大手家電量販店のヨドバシカメラ。文春オンラインでは4月12日、殺気立つ店内の様子を報じた( 「【ヨドバシ”超3密”状態でパニック寸前、警察沙汰も】転売ヤーの目的はマスクではなく……」 )。

 都内某店舗に勤めるヨドバシカメラ関係者は「もう新型コロナウイルスに感染しているものだと思っている」と心中を吐露した。

 
Nintendo Switch」入荷のたびに転売ヤーが店頭に殺到

「記事では秋葉原店や上野店のパニック寸前の様子が写されていますが、転売ヤーが殺到するのは、この2店舗だけではありません。都内の大規模店舗には常に転売ヤーがいる。僕らは日用家電が本当に必要な人たちのために営業を続けているわけで、感染のリスクがある現在でも店頭に立つのは、そういう自負があるからなんです。

 しかし現状は、『Nintendo Switch』の入荷のたびに転売ヤーが店頭に殺到し、“超3密”状態が発生する。感染の可能性を結果的に上げてしまっているんです。忸怩たる思いですよ」(ヨドバシカメラ関係者)

 ヨドバシカメラ「マルチメディア横浜店」では、スタッフ1人の感染が判明。4月9日の夜から急きょ店舗を休業としている。同日、HPでこう発表した。

〈当4月9日に、弊社『ヨドバシカメラマルチメディア横浜店(以下同店)』(横浜市西区北幸1丁目)に、販売商品のメーカーから販売促進員として同店の売り場に来て前3月まで活動されていた方の1名が、PCR検査新型コロナウイルスの陽性反応が出た、という事実が判明いたしました〉(4月9日付、株式会社ヨドバシカメラ公式HPより)

「この発表を聞いた私の周囲の社員らからは、『やっと公表したのか』という声が上がっていました。というのも、すでに社内では《いくつかの大規模店舗でコロナの感染者がいる》という噂が広まっていたからです。会社は、横浜店での感染の事実を把握したのはあくまで4月9日であり、『確認が遅くなった』という言い方をしていますが、ツイッターでは4月8日の時点で『感染者判明』という内部告発が相次いだ。これでは会社が知らなかったでは済まされません」(同前)

 

「コロナ感染者を隠蔽しています」

 ツイッターで話題となったのは、次のような書き込みだ。関係者しか知り得ない「秘密の暴露」を含んだ内部告発であり、たくさんのユーザーにより拡散された。

《私はヨドバシの従業員です。営業妨害をする気は有りませんが、事実を広めたいのでアカウントを作成しました。先日、ヨドバシ横浜でコロナ感染者を確認していますが、公に出ないように隠蔽しています。ヨドバシ横浜は緊急事態宣言にも関わらず、本日も通常営業しております。》(4月8日)

 別のヨドバシカメラ関係者が話す。

「7日に感染が確認されたのは、メーカーから販売促進のために店舗に派遣されてきたスタッフの1人です。そのスタッフと濃厚接触したスタッフもいるはずですが、8日は店を開け、お客様も来店していました。もし事実がわかっていたなら、働いていた横浜店スタッフにもいち早く知らせるべきでしょう」

4月からは4連勤4連休、1日約13時間勤務体制

 ここでも従業員たちは「私たちはもう感染しているものだと思って諦めるしかない」と話をしているという。

「4月から私たちは4連勤4連休、1日約13時間勤務という体制で働いています。スタッフを2つのチームに分けることで、ひとつのチームに感染者が出ても、もう片方のチームで営業を継続するのです。ただ、一部の店舗では『(感染拡大は)すでにそんな段階を超えているのでは』とスタッフたちが危惧しています」(同前)

 こうした事態を受けて4月13日、ヨドバシカメラでは、各店舗における営業体制の変更を発表。新宿西口本店やマルチメディア新宿東口、マルチメディアAkiba、マルチメディア上野などを一時休業とした。

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