コストライフの防災ブログ改め「新しい生活様式(New Life Style)」ブログ

~新型コロナと共存しつつ、社会経済活動を行っていくために、感染拡大を予防する「新しい生活様式」の取組を定着することが重要です。一緒に取り組んでいきましょう~

#250 緊急経済対策 中小企業向け特別融資「貸し渋り」の実態

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 新型コロナ感染拡大を受け、政府は7日、緊急経済対策を閣議決定。事業規模は108兆円に上り、「世界的にも最大級」と胸を張るが、看板倒れも甚だしい。資金繰りに苦しむ事業者からは怨嗟の声が聞こえてくる。

 

「緊急事態宣言」を発令した安倍首相は7日夜、記者会見を行い、中小企業向けの経済対策についても説明した。

「中小・小規模事業者の皆さんの今一番何が大変か。手元の資金がないということなんだろうと思います」

「実質、無利子無担保、最大5年間元本返済据え置きの融資が受けられるようにします」

 融資について「なかなか時間がかかっているという例があれば、どんどん政府に声をお寄せいただきたい」とも安倍首相は言った。ならば、さっそくお寄せしよう。

 

“受験アドバイザー”としても知られる精神科医和田秀樹氏が言う。

「経営している学習塾の業績が3割ほど落ち込んで立ち行かなくなり、日本政策金融公庫が新型コロナ対策で始めた無利子・無担保融資を知って申請しましたが、1カ月近く審査で待たされた揚げ句、融資を断られました。『コロナの影響の前から業績が悪いから対象外』というのです。医者としての収入もつぎ込んだりして、ギリギリの経営で33年にわたって存続させてきた塾なのに、スタッフの給料も払えなくなれば、廃業するほかない。一方で、知り合いの大金持ちは不動産収入が減ったという理由で1億円の融資を受け、『有利子負債を無利子に借り換えられた』と喜んでいた。儲かっている会社だけを助け、本当に困っている会社は潰して淘汰するつもりだとしか思えません」

 緊急融資の実態について、政策金融公庫に問い合わせると、3月23日時点で4万6399件の申し込みがあり、すでに2万2915件の融資を決定したという。

 

「決定が約半分にとどまっているのは、申請の約7割が3月16日以降に殺到し、順次、審査中だからです。貸し渋っているわけではありません。状況に応じて極力、融資を実行していく方向です」(報道課)

 

■やっぱり金持ち優遇

 今すぐ手元資金が必要なのに、審査に時間がかかる上に断られたら、何のための緊急融資か分からない。

東日本大震災の時、民主党政権は倒産防止のためのモラトリアム法などで、被災地や中小企業に手を差し伸べた。現政権よりずっと国民に寄り添う姿勢がありました。安倍政権の経済対策は結局、金持ち優遇でしかありません。このままでは中小企業の倒産が相次ぎ、自殺者が続出するでしょう。その数はコロナ感染による死者より、はるかに多くなりかねません」(和田秀樹氏)

 現金給付も厳しい条件をつけて出し渋り、弱者に冷たい政府は、悪夢どころか悪魔的だ。