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#248 緊急事態宣言初日の東京…日中の都心には多くの人、劇的変化見受けられず

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通勤する東京駅丸の内口の人たち

 緊急事態宣言初日の東京はやはり閑散としていた…と書くことになると思っていたが、人はいた。街を行き交っていた。最高気温20度を超える陽気に誘われて…?と疑いたくなるくらいに、少なくとも日中の都心には多くの人がいた。

 

 小池百合子都知事(67)が不要不急の外出自粛を呼び掛けた3月下旬以降、都心の人出は以前に比べて減っている。8日も当然普段よりは少ない。しかし、宣言による劇的変化は見受けられなかった。

 渋谷スクランブル交差点新宿アルタ前、原宿竹下通り。都内屈指の混雑3拠点で前日と同じ正午から午後1時の時間帯に同じ場所から通りを眺めても、24時間前と大差はない。アルタ前を歩いていた会社員男性(41)は社外でのランチを終えたところで「テレワークができないんだからしょうがないっスよ。できる仕事なら出勤しない」と諦め顔。半数以上の店舗が休業していた竹下通りで、恋人とともにクレープをゲットしたスウェーデン人の男性(36)は「緊急事態宣言? 知ってるよ。でも、日本はまだオーケーでしょ」と笑顔だった。

 老若男女を問わず、人の往来があったのは「おばあちゃんの原宿」こと巣鴨の地蔵通り商店街。営業を継続する店も半数ほどあった。店先でテイクアウトの弁当を販売していた飲食店の女性店員は胸中を吐露する。「昨日の発表では、お店の営業自粛はまだ発令されてないことになるんですよね。だったら少しでも商売しないと。(自粛要請の業種が決定した後の)11日からは…どうなるか分かりません」

 一方で、目に見えて人が減っていたのは銀座。前日まで一定の人通りがあった4丁目交差点は、半径2メートルの「ソーシャル・ディスタンス」(感染を予防するために保つ周囲との距離)を確保できる混み具合だった。付近の喫茶店の女性店員は「百貨店がみんな休んで、街としての動きが止まった感じです」と明かす。

 移動にはJR山手線を中心に東京メトロにも乗車したが、車内乗車率は前日と変わらず。座席が埋まっていたケースもあった。

 店や施設が開いていれば人は集まるし、閉まっていれば閑散となる。「緊急事態宣言」の6文字は強烈だが、要請であって強制ではない。少なくとも日中の繁華街からは宣言の効力を感じない初日だった。(北野 新太)

報知新聞社