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#200 政府追悼式中止「仕方ない」 薄れる気持ち、遺族懸念

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震災から9年

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府主催による東日本大震災追悼式の中止が決まった6日、参列予定だった遺族らは「仕方がない」と無念さをにじませた。9年の月日が巡る11日を前に「震災を胸に刻む気持ちが薄まらないでほしい」と心境を明かした。

 

 福島県の遺族代表として出席する予定だった相馬市桜丘小教諭の斎藤誠さん(49)=名取市=は「参列者の感染を防ぐためなら仕方がないかな」と話した。

 当時住んでいた南相馬市で5歳だった次男翔太ちゃんを津波で失った。追悼式では三男の優太君(7)の手を引いて登壇し、震災から9年の思いを述べるつもりだった。

 「震災のことを優太なりに何か感じてもらいたいという期待や、子どもたちに防災を考えてほしいとの願いを込めて原稿を書いた。3月11日は特別な日なのでやはり残念だ」と語った。

 名取市で夫を亡くした仙台市太白区の遠藤素子さん(68)は「政府の追悼式は震災を忘れないための大切な場。中止は仕方ないが、『来年の式が最後』と聞いているので先行きが不安」と打ち明けた。

 宮城県南三陸町の団体役員鈴木清美さん(63)は両親が行方不明。「犠牲者に祈りをささげる日であることに変わりはない」と受け止めつつ「追悼行事の中止や縮小が相次ぎ、震災を胸に刻む気持ちが薄れなければいいが…」と案じた。

 妻や父を亡くした釜石市の佐々木雄治さん(64)は8日、毎年恒例の根浜(ねばま)地区慰霊祭に参列する。「屋外だし、短時間だから問題ない。政府の追悼式がなくなっても、身近だった人たちを地区の人と一緒に追悼する」と強調した。

 宮城県村井嘉浩知事は政府の中止決定を「感染拡大を防ぐための苦渋の決断だった」と理解を示した。