コストライフ㈱の防災ブログ

~命を守る行動を~

#161 武漢からの帰国者受け入れた「勝浦ホテル三日月」の“英断” ネット上では相次ぐ「神対応」に賞賛の声

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勝浦ホテル三日月

 中国・武漢市などからチャーター機第1便で帰国した日本人のうち191人を受け入れたのが千葉県勝浦市の「勝浦ホテル三日月」だ。ホテル三日月グループは昨年9月の台風15号で同県内が大規模な被害を受けた際にも自慢の大浴場を無料開放しており、ネットでは相次ぐ「神対応」に称賛の声が上がっている。

 同県担当者によると、帰国者は客室内で食事や入浴を済ませ、従業員らとの接触を避けることから不必要に共用部を出歩くことを制限されているという。金無垢風呂や、太平洋を一望する屋外スパなどを利用するのは難しそうだ。

 食事は3食分の弁当が支給され、従業員が客室の前に配膳する。従業員もマスクやアルコール消毒などで感染予防を徹底するほか、ホテルに常駐する医療従事者から感染予防の指導が行われる。滞在者に症状が出れば、近くの「亀田総合病院」(同県鴨川市)で診断、治療を受けてもらうことになっている。

 宿泊を予定していた旅客には別の施設を案内し、現在はホテル全体を政府が借り上げている状態だ。

 勝浦ホテル三日月の広報担当者は「ホテルの経営理念の1つに『地域貢献』という言葉もある。困っているときに役に立たなければならないという思いがあった」と語る。今後の一般客の利用は「安全の確認をとれた後になるので、まだ未定」という。

 ともすれば風評被害にもつながりかねないなか、地域貢献を優先したホテル三日月の“英断”にはネット上でも「神対応」「泊まりに行きたい」など称賛の声が相次いだ。三日月グループは、昨年千葉県を襲った台風15号、19号による停電、断水の被災者にも大浴場を無料開放した経緯もある。

 ネット上などの反響には、ホテル側も「うれしいの一言」と応じる。

 一方、滞在者で症状のなかった男女2人からウイルスが見つかったことも判明。いずれも武漢滞在中の感染とみられているが、2人とも相部屋を割り当てられており、部屋で一緒に過ごした帰国者たちの容体チェックも重要となる。

 まだまだ「ゆったり、たっぷり、のんびり」とはいえない状況が続くが、ホテルを応援する人が増えたのは間違いなさそうだ。