コストライフの防災ブログ改め「新しい生活様式(New Life Style)」ブログ

~新型コロナと共存しつつ、社会経済活動を行っていくために、感染拡大を予防する「新しい生活様式」の取組を定着することが重要です。一緒に取り組んでいきましょう~

#131 タワマンが被災すると…「武蔵小杉vs.豊洲」災害リスクを比較【その2】

その1】からの続き

 

f:id:costlife:20200111163138j:plain

豊洲は人気のウォーターフロントエリアのひとつ
 
「職・住・商」が揃うウォーターフロント豊洲

 一方、武蔵小杉とともに、近年人気の街として脚光を集めたのが「豊洲」は、1923年の関東大震災の瓦礫処理で埋め立てられたエリアである。この埋立地が豊かな土地になるようにという思いが込められ、1937年に「豊洲」と名付けらえた。

 このエリアは長く工業地として使われ、1980年代後半までは、石川島播磨重工業(現・IHI)などの工場や火力発電所、各種物流倉庫が立地し、周辺にはこれらの従業員向けの社宅や商店が点在していた。ちなみに、日本初のコンビニエンスストアともいわれるセブン-イレブン1号店は、1974年にこの地に誕生している。

 転機となったのは、1988年の営団地下鉄(現・東京メトロ有楽町線の「豊洲」駅開業。「有楽町」駅や「永田町」駅など都心へダイレクトにアクセスできるようになるのと同時に、産業構造の変化で工場群が移転。跡地では大規模な再開発が行われるようになった。

 1992年、「豊洲センタービル」の完成を皮切りに区画整理が本格化し、大規模な高層オフィスビルタワーマンションの建設がスタートする。2006年、石川島播磨重工業(現・IHI)の工場跡地に「アーバンドック ららぽーと豊洲」が誕生し、東京臨海新交通臨海線、通称ゆりかもめ豊洲駅」が開業すると、再開発のスピードはさらに加速し、街の風景は一変した。

 今後もいくつかのタワーマンション建設が予定されているが、注目されるのが、今年3月に竣工予定の「豊洲ベイサイドクロスタワー」。「豊洲」駅前の立地で、低層部は「アーバンドック ららぽーと豊洲」の増床として商業施設が入り、高層部ではホテルが開業する。
 

 もう一つ、街の将来に影響を与えそうなのが、地下鉄8号線東京メトロ有楽町線)の延伸計画である。「豊洲」駅から東京メトロ半蔵門線「住吉」駅を結ぶ、というもので、江東区の南北交通の利便性向上や、東京メトロ東西線の混雑緩和などが期待される。東京メトロは消極的といわれているだけに、実現に向けてのハードルは高いが、交通インフラの整備はエリアに大きなインパクトを与えるので、今後も注視していきたい。

次ページ【その3】は:単身者も取り込む武蔵小杉、ファミリー層に強い豊洲