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#130 タワマンが被災すると…「武蔵小杉vs.豊洲」災害リスクを比較【その1】

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多摩川から武蔵小杉方面を望む

 人口減少の局面になり、厳しさが増す不動産投資。今後、どこが投資エリアとして有望なのか。不動産投資には欠かせない要素である「人口」や「不動産取引の現状」などをもとに、検討していく。今回紹介するのは、タワーマンションで何かと話題の「武蔵小杉」と「豊洲」。

 

10年足らずで人気の街に変貌した「武蔵小杉」だが…

 東京の臨海部や再開発が進むエリアでは、次々とタワーマンションが作られ、居住地としてはもちろん、投資対象としても熱い視線が送られてきた。しかし昨年の台風19号で武蔵小杉のタワーマンションが被災すると、人気エリアであっても災害リスクは無視できないことを再認識させられた。

 そこで今回は、近年タワーマンションが林立するようになり、人気エリアと化した「武蔵小杉」と「豊洲」に焦点をあて、投資対象としての現状と可能性、そして災害リスクについて考えていく。

 まず、武蔵小杉がどのような街なのか、振り返ってみよう。神奈川県川崎市中原区に位置する武蔵小杉は川崎市のほぼ中央部、東京都心からは15km(東京駅を起点とする)ほどの距離にある。JR南武線横須賀線湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線、東急東横線東急目黒線が乗り入れる、交通至便な立地が人気の街だ。

 元々この一帯は工業地域だった。1935年に現在の富士通本店・川崎工場(最寄りは「武蔵中原」駅)、1936年に現在のNEC玉川事業場(最寄りは「向河原」駅)ができるなど、1930年代に次々と大企業の工場が進出したのだ。

 しかし戦後、高度成長期を迎えると、周辺では急速に宅地化が進行した。「武蔵小杉」駅周辺に点在していた工場や企業の用地は移転、用地変更がなされ、1995年には地域初の高層ビル「武蔵小杉タワープレイス」が竣工。2007年に「レジデンス・ザ・武蔵小杉」が竣工すると、エリアでは連鎖的に再開発が進み、わずか10年足らずで20階建て以上のタワーマンションが14棟も建てられることになった。

 

 さらに2014年には「グランツリー武蔵小杉」「ららテラス武蔵小杉」など、大規模な商業施設が次々とオープンし、「商・住」が同居する交通至便な街として人気が急上昇した。今後もいくつかのタワーマンション建設が予定されており、街の膨張はもうしばらく続く予定だ。

 

次ページ【その2】は:「職・住・商」が揃うウォーターフロント「豊洲」