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#99 インフルエンザでもマスクをしない迷惑上司、ウイルスまき散らしの代償【その1】

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インフルエンザの疑いがあるのに職場でマスクをせず、ウイルスをまき散らす迷惑上司の行為は果たして許されるのか?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

 体調不良でも休まない部長。「インフルエンザくらいで休むのは気合が足りない!」と自分のポリシーを社員たちに強要した結果、思わぬトラブルに…。

 

A社概要
都内にある従業員数50名ほどのオフィス機器のリース会社。35名ほどの営業社員はノルマがきついせいか、入れ替わりが激しい。

登場人物
南田一郎:A社の30代営業社員。勤続8年で、営業成績は中の中程度。気が弱く、おとなしいが、真面目な性格なので顧客からの信頼は高い。
西川勝男:A社の50代前半の営業部長。勤続15年で入れ替わりの激しいA社では古参メンバー。仕事は気合と根性だと信じてやまない「ザ・昭和上司」。
東山健太:A社の20代後半営業社員。勤続3年で、営業成績は中の上。お調子者ではあるが、なぜか取引先の受けはいい。
北野宏:A社の大口取引先であるF社の総務部長。40代後半で、A社の担当営業マンである東山をひいきにしている。合理的で先進的な考えの持ち主。

 

「営業でマスクは失礼だ!」ウイルスをまき散らす迷惑部長

「はっくしょん!」

 秋も深まったある日の午後、A社の営業部長である西川は、大きなくしゃみをすると同時に、体のだるさを感じていた。11月中旬になり、気温が下がり空気も乾燥してきたせいか、風邪をひいたようだ。

「部長、大丈夫っすか?」

 西川の部下である東山は部長のくしゃみを間近で受けて、内心は不快な気持ちで声をかけた。

「ちょっと風邪ひいたかもしれないな。気合で何とかなる!」
「いやいや部長、マスクくらいしてくださいよ」

 上司に対しても臆せず物を言う東山は、あきれた様子で部長に言った。

 しかし、部長は「営業なのにマスクなんてお客さんに失礼だ!」と言って、かたくなに拒否した。

「そういうの、くしゃみハラスメントですよ!」

 東山は、冗談っぽく言うと「外出してきまーす」と言ってオフィスを後にした。

 二人のやり取りを見ていた南田は、「まったく、他の人に移ったら迷惑なのに…」と苦々しい思いで見ていた。

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