コストライフ㈱の防災ブログ

~命を守る行動を~

#63 避難勧告、犬や猫とどこへ逃げれば… ペット不可の避難所も【その2】

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屋内に別室を用意した自治体も

 一方、渋谷区では、昨年作成した同行避難のマニュアルでは、原則屋外での受け入れを想定していたが、各避難所で判断の上、屋内など安全な場所で受け入れるよう指示した。台風上陸当日は、ペット受け入れ可能な避難所の一覧を区のホームページに掲載。実際に犬を連れて避難した女性によると、受け入れ可能とされた小学校で「動物連れの人は理科室です」と案内された。床が冷たくないようにとマットが用意されているなど落ち着いて過ごせたという。

 昨年の西日本豪雨で被災した岡山県総社市は、避難生活が続く中、ペット同伴専用の避難所として市役所の一部を開放。今年6月に作成した避難所の運営マニュアルには「ペット避難所の開設」「居住部分への持ち込み禁止」「専用スペースを確保する」などと明記している。

 環境省の担当者は「これまでは多くの自治体は、地震を念頭にしていた。広範囲にわたる水害で多くの人が避難し、自治体も混乱状態だったのではないか。広範囲に及ぶ風水害時の対応を考えていきたい」と話す。

 友森さんは「避難所に来る人の中には動物アレルギーをもつ人もいるので、動物連れの人と部屋を分け、毛が飛ばないように対策するなど、事前にシミュレーションをしておくことが必要」と指摘する。

 さらに、飼い主の側にも、日頃からペットと一緒に地域の避難訓練に参加することを提案する。ペットがいられる場所があるかなど担当者と課題を整理しておくことで、「なんとなくペット不可」となる事態を防げる。もちろん、実際にケージで運んでみる訓練や、排泄(はいせつ)物の処理用具の準備などの衛生管理を万全にしておくことも必要だ。